閑に恬と、

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+-安閑恬静-+ 

【統合失調症】のち【双極性障害】【パニック障害】の青人草の一端が家族に支えられ生きています。

心気穏やかに過ごすことを志し、ざっくりと【日日】や【想い】を綴ります。

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色づく季節


2020/11/01
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今朝は5時40分起床、6時まで空明りを見ました。窓を開けてみると風が通りぬけ、ぼんやりとした気が、スーッと引き締まります。


7時の珈琲時間、家族が「今日、行こうか」と切り出しました。前々から「空が良い日に紅葉を見に行きたい」と話していたのを思い出しました。良い機会です。


ご飯を炊き、おむすびの準備。再び珈琲を淹れ、水筒に移します。季節の果物を小さめにカットしたものを詰め。家族分のコップを用意。


家族と出かけるとき、私はいつも「体調が悪くなると迷惑かけるから、皆で行ってきて」と言います。乗り物に乗ると高確率で≪吐き気≫や≪過呼吸≫などに陥りやすいからです。


小さな頃からそうだった私を皆は「それでも、」と毎回のように誘います。事前に薬を飲み、目的地までの距離を確認します。


休憩が出来るかどうかなど、ある程度把握しておくことも重要です。あまり遠出しない私にとっては、どこへ行くにしても少し時間がかかります。


なかなかすぐには出発とはいきませんが。


空も、山も、待っていてくれる、気持ちの良い一日です。



紅葉ドライブ。気温が少しずつ下がり、山々の色づきが目に入ります。途中の道の駅で≪とちもち≫を見つけ、ほくほく笑顔が眩しいです。


お昼時、広場に到着。


用意してきたものを広げ、各々くつろぎながら、ゆったりとした時間が流れます。風はひやりとしていますが、陽があたり日向ぼっこにはちょうど良い心地です。いつもの珈琲もひと味違い、≪とちもち≫との相性も花丸でした。



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帰りの道すがら、「去年は時期が遅かったよね」「今度はラーメン作って食べたいね」「バーナー?、お湯でもいいんじゃない?」など皆はもう次の算段です。


どこへ赴くにも≪緊張緩和薬≫を握りしめての行動ですが、今日も行けて良かったです。過ごした時間が幸せでした。


次も行ければと願ってはいますが、またドキドキするんだろうなぁ。


「大丈夫」と自身に言い聞かせながら、今日の佳き日に。



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