想い、想われ
2023/03/31
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3月の結びの日も春の陽気にふわりと囲まれました。朗らかで快い空々に恵まれ、外での活動も捗ります。祖母は春の山へ幸を探し求め、母は畑作業を本格始動します。父も外に赴きました。
桜は蕾から息吹き始めが早く、麗らかな空に咲き誇っています。いつもは屋根の下で眺めていた風景に触れる決心をし、久方ぶりに裏庭散歩しがてら敷地外に赴いてみました。
桜は手を伸ばしても届かない高みで、空の色合いに揺られています。桜を眺めに風に誘われてきたつもりでいましたが、桜に様子を窺われている気色です。互いに挨拶をして、しばらく上空に居るひとつひとつの桜の花弁の彩りを心に留めます。
身体にふわりと風がそよぎます。心気も桜の彩を刻んで心地よく感じ得ました。緊張しましたが、思い切って桜のそばまで行くことを選んで良かったです。風景に触れて佳い日の結びとなりました。
少しでも、満ち誇る桜日和が続きますようにと、明日を想います。
自らが行動し、この瞬間を忘れないために記します。
出来るときに、出来ることを出来るだけ。