巡る陽光、雨の音
2024/06/01
【空明り】を眺める頃は4時過ぎ、夜明け前から徐々に仄白くなる「何か考えているようで考えていない」を時を過ごします。少ししっとりとした暖かな時間。いつも眺めている空色のその日の様子を覗います。
夏暁の時間割は、
【起床】 4時過ぎになると身体を起こします。
【新聞】 配達された新聞を祖母が受け取っていなかった場合、寝室に届けます。
【空明り】 部屋の窓を開けて【空明り】を眺めます。
【掃除】 家族が起きてくる前に【床掃き】【床拭き】をします。
【茶作り】 前の晩に仕込んだその日分の番茶を漉して、いつでも飲めるようにします。
【珈琲時間】 珈琲淹れの準備をし、陽の光があれば裏庭を眺めに。
【家の事】 洗濯・2回目の【床掃き】など身体の調子の良い時は家の事を出来るだけ。
【茶作り】 夜、次の日の朝に漉すための番茶を仕込みます。
【就寝】 21時までには床に就きます。
皆が起きてくる前の凪のとき、冬は朝方寒くなり、深々と雪が積もるのを静かに眺め過ごし、春は鳥が鳴き声で暁を知らせてくれるようになりました。夏は陽の光と雨音が目覚ましとなります。
冬暁は清香で、春は鳴色で、夏は陽の光で日の始まりと空気感を伝えてくれます。身体を休息させながらの制限行動となりますが、出来ることを、出来るだけ。
季節の移ろいを、五感で感じとれる日日に感謝を。