閑に恬と、

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+-極矮小世界観点-+

-安閑恬静-

【統合失調症】のち【双極性障害】【パニック障害】の青人草の一端が家族に支えられ生きています。

心気穏やかに過ごすことを志し、ざっくりと【日日】や【想い】を綴ります。

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言の葉と風味、花残月



2023/04/16
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しっとりと雨模様が重なる日、母と祖母が我が家の春の行事のひとつである≪ヨモギの牡丹餅≫づくりを朝から始めています。大切な人たちのために。



摘んできた≪ヨモギ≫を茹で灰汁を取った後、固く固く絞ったので≪ヨモギ≫の塊になりました。250gの塊がふたつ出来ました。今回はひとつ250gの量を用いるそうです。



もち米は1升4合炊きました。ここで文明の利器、≪餅つき機≫にお願いします。私が小さい頃は親しい人たちが集まり、杵と臼で搗く餅搗きの行事も我が家でありました。利器のおかげで、たっぷりのもち米も何とか少人数で扱えます。



「もち米が今回はちょうど良く炊けて良かったわ」と母が。「もう少し≪ヨモギ≫入れんなんかったかな、」と祖母がそれぞれの想いを口に発します。搗き始めると、ひと時≪ヨモギ≫の爽やかな香が満ち、山を辿らせてくれました。



≪餡の牡丹餅≫と≪きな粉の牡丹餅≫の2種作ります。まずは仏様に供える≪牡丹餅≫を。そして大切な人たちにお福分けする贈り物を詰め始めます。



祖母は≪牡丹餅≫と≪野蕗の佃煮(伽羅蕗)≫を近くに住んでいる祖母の息子、私の叔父さんにあたる大切な人たちにお福分けをするために、春を探しに山裾まで足を運び、美味しさと愛情たっぷりの品々を丁寧に時をかけて作りました。


お疲れさまでした。有り難く有り難く愛情のお福分けをいただきます。



山の恩恵をありのままをいただけることは、幸せで、意義深く。
日々のあつまりで出来た≪自然の恵み≫、そして母と祖母に大きな感謝を。




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