立ち向かう
2024/07/05
日ごとに陽の温度が上がりせめて7月中頃までは、と何の理由もなく季節に抵抗してはみたものの、家族の「暑い」の一斉唱和に音を上げました。そもそも天と争ってもこちらに勝ち目はないのです。
父は暑がりなので「もうちょっと待てない、」と私が延期を促しても、即断即決で断行してきます。人それぞれの暑さの受け取り方があるので、あまり強くは言えません。熱中症の恐れは回避したいので、恒例の点検を始めます。
我が家の共有の場の【冷房機器】を始動するため主な部品を掃除、調整しました。そこそこの年数が経ち、年代物に成りつつあるので買い替えた方が環境には良いのだ、と思ってはいても、なかなかの大型家電です、購入に躊躇いが生じます。
掃除・点検・調整の試運転をしたあと早速の始動開始です。まっさらな風があたりの温度を下げてくれます。暫くし、湿ってもったりとした空間も過ごしやすくなってきました。この身体と心の住みやすさを味わうと、なかなか戻られません。
この際ということで次は祖母の部屋の【冷房機器】や自室も同様に掃除・点検しました。昼の日中は皆が集う共有の場を過ごしやすくし、個人の部屋はその部屋の主の判断に任せます。
私の与えられた自室はほとんど眠る時だけの寝室となっているので、夜だけ【冷房機器】を使用します。窓を少し開け、人々が寝静まったころの夜闇から、ひたりとした涼しい風が舞い込みます。「まだまだ」と相も変わらず天に立ち向かいます。
ひたりとした涼しい風が舞い込まなくなる熱帯夜まで【冷房機器】は出番を待ちます。なるべくなら【冷房機器】には休んでもらいたいです。
時季が来れば限度を超えるほどの陽の温度で、申し訳ないほど昼夜問わずを【冷房機器】に乗り越えてもらう事に今年もなるのでしょうから。