裏庭珈琲茶会 一草
2023/04/05
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4月から梅雨まで陽のある日は時々≪裏庭珈琲茶会≫と称し、家の裏庭で朝、珈琲を愉しみます。朝、6時30分過ぎに開催され、出席したい人だけ集まります。私は毎朝珈琲を淹れる担当です。
3年ほど前から始まり、主に穏やかな気候の春と早秋に催されます。予報ではそろそろ春の陽から雨模様に変わるということで、6時過ぎなので気温は落ち着いていますが始めてみようと試みました。
心気は昨日と変わらずふわふわと漂っていますが、裏庭に赴くと落ち着いた空気がひやりと頬のあたりから覚めるような気色です。曇り空なので陽は少ないですが、陰影で桜の型を表してくれます。
しっとりとした苔に桜木から旅立った一片の花弁が集まっています。緑した苔にこの時期ならではの薄桜の色合いが朗らかさを与えてくれます。
花吹雪がそのまま降り立ったように、ひとひらひとひらの桜の花弁が時を止めて苔むしています。
先日、家族が花見に赴いた際に求めた≪さくら餅≫をお福分けしてもらい、本日いただくことにしました。感謝です。珈琲のお供があり至福に浸りながら過ごせました。
心気に色よい巡りを、身体に陽の気を刻みこの日を過ごせることに感謝して。