珈琲取扱初心者
2020/12/21
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3時15分過ぎ、朝刊を届けに祖母に会いに、やっぱり起きていました。手渡しながら、一面の記事について少し会話し、「またね」と部屋を後にしました。
6時10分、空明り。
夜明け前の暗さが長く感じ、仄白くなるまでかなり時間がかかります。
暗くても、濃い色味の雲の流れを見ながら、考えているようで、考えない時間を。
雪が降る日、空気は日々ひやりとした寒気を含んでいます。
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昼食の後、まったりと過ごす時間。
≪薪ストーブ≫を確認しながら、「珈琲淹れようか、」と切り出します。
ちょうど良い具合に薬缶から湯気が出ていました。「ちょうど眠くなってくるし、良いね」「豆にするよ、」と≪珈琲豆≫を用意しながら≪電動ミル≫を手にします。
「そういえば」と母が疑問を口にしてきました。「≪手挽きミル≫どうなったの、」と。少し、間をおいて、「考え中」と答えます。
正直、迷っていました。「途中であきらめる」、続かない性格なので、≪手挽き珈琲ミル≫を購入しても使い続けるか自分でも分かりません。
「まだ迷っとるんか、やってみんと分からんでしょ、珈琲淹れるのだってやってみたら続いたんだから、大丈夫じゃない、」
何もしないより、してから後悔した方が良い。母は姉とよく似ています。ではなく、姉が母に似ているのでしょうか。
「たくさん≪手挽きミル≫の種類あって、難しそうだし」「実物ちゃんと見た方が良いんじゃない、」との助言。
確かに、未知のものなので、触れてみないと、とは思っていました。
座ってパソコン画面ばかりに注視して、肝心なことを忘れていました。
≪電動ミル≫で珈琲豆を粉にしながら考えていると「珈琲専門店行ってみよ、」と言われました。
早速、というか決断が早いです。
久しぶりの外出なので、行くのはかなり気が張るのですが、「大丈夫、」と自分へ言い聞かせます。
薪ストーブに載せてあった薬缶を持ってきながら「お願いします」と頼みました。
家にある珈琲は挽いたものが多く、≪手挽き珈琲ミル≫の出番は少ないのではと思いましたが、続けられるなら、これからは≪珈琲豆≫に替えていこうかなぁと、まだ見ぬ≪手挽き珈琲ミル≫を想像しながら考えました。
久々の外出です。
心の準備をしておかなければいけません。
日日の暮らしの歩を進めるために。
自身にとっての≪衣食住の在り方≫を模索し続けます。