閑に恬と、

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+-極矮小世界観点-+

-安閑恬静-

【統合失調症】のち【双極性障害】【パニック障害】の青人草の一端が家族に支えられ生きています。

話し相手は家族だけの小さな世界から、ぽたりと【ひとりごと】を。

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返し返しのばして


2020/12/15
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12月も半ばに入り、いよいよ寒さ厳しい日が始まりました。
家の中では祖母が≪生かきもち≫焼きを始めます。



今年の2月に≪搗き立てかきもち≫を購入し、ふた月ほど干し、じっくりと乾燥させ≪生かきもち≫をつくります。


以前は吊るして干していましたが、気候や湿度変化で、干していた≪搗き立てかきもちかきもち≫が割れるという事態になったので、最近では並べて干し、乾燥させています。



≪搗き立てかきもち≫は干し、乾燥させて、最後は焼くという作業工程が入ります。その≪焼き作業≫が、祖母しかできない≪必殺技≫なのです。


まっすぐ、平べったい≪かきもち≫にするには、≪手焼きせんべい職人≫のような熟練した技術が必要となるのです。


まず職人に必要なのは≪オーブントースター≫と≪菜箸≫です。
≪オーブントースター≫には干した≪生かきもち≫を4枚並べて返し返しのばして焼き、膨らんだところを菜箸で押さえて、のばし広げていきます。


手前や奥に並べてまんべんなく様子を見ながらの作業です。
見逃すと裏面が焦げ付いてしまったり、のばしきれずに生焼けの≪かきもち≫が出来上がってしまいます。


1枚1枚手焼きで、時間はかなりかかる作業です。
それでも、祖母は20枚ほどを焼き上げました。


作業工程をみると、興味深いです。


急に膨らんでくる≪生かきもち≫を押さえながら、隣にある≪生かきもち≫を裏返したり、手前と奥の温度が違うので、途中で入れ替えたり。


慣れている祖母には当たり前のことなのかもしれませんが、作業の流れが速く、4枚同時に焼くのはなかなかに大変そうです。


祖母の作業を見ながら、味見と称し手を伸ばす私に、
「こっちの方が上手く焼けたから」と差し出してくれる祖母。


家族だけではなく、親しい方への贈り物として、
祖母は今日も集中して、愛情を込めて焼いています。



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