散り、散り過ぐ
2020/11/23
++++
3時20分、少し前に起きた祖母へ朝刊を届けます。今日は手渡しです。一面記事が気になったので、祖母に尋ねます。会話を少ししてから部屋を後にしました。
5時50分、空明りを見ます。
濃い雲が一面に覆っていますが、暗くても、濃い色味が分かるのが不思議です。少しずつ仄白くなり、雲の輪郭もくっきりと現れてきました。
7時の≪珈琲時間≫。
朝方は雨模様なので、その後の予報が皆気になるようです。少しでも暖かく、日の長い一日になるようにと。心地の良い朝を過ごせるよう、珈琲を淹れます。
++++
≪桜の木≫は葉が散ってしまいましたが、≪柿の木≫はまだ少し頑張っています。
≪モミジ≫はまだ落ち着いていて、色味が濃く、すっきりと佇んでいます。
例年になく今年は色づく木々にご縁があり、紅葉を2回訪ねることになりました。
家の裏にある≪柿の木≫や≪桜の木≫の色づきも、日々変わる風合いも含めて、感じ取ることができ、心うれしく過ごせたように思えます。
11月も下旬になり、葉が散り始めてからは、少し、心淋しく思いましたが、「淡く散る姿」も秋ならではだと、紅葉を訪ねた時に思いました。
はらり、ひらり、散り、散り過ぐ。
自然はこんなにも身近に感じられるものなのだと、忘れていた気持ちを、少し取り戻せたような心地です。これから冬を迎え休み蓄え、春にまた新芽がみられることをただ待ち遠しいです。
季節の移り変わりを、ただ漠然と眺める毎日を過ごしていました。
ひとつのことに対して≪気づき≫、≪感じる≫ことが、なかなか出来にくくなっているのかな、と。
1日は自然に成り立っているように見えますが、ひとつ、一つ、心にとめると、如何に自分が生かされているか分かります。
これからも≪日記≫を続けることによって、物事を豊かに捉える事が出来るようになりたいです。
大切なことは書き留めるようにして。
今日も動けることに感謝します。