閑に恬と、

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+-極矮小世界観点-+

-安閑恬静-

【統合失調症】のち【双極性障害】【パニック障害】の青人草の一端が家族に支えられ生きています。

心気穏やかに過ごすことを志し、ざっくりと【日日】や【想い】を綴ります。

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心と空間、記憶の香


2020/11/20
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久しぶりの雨です。あいにくの、雨、です。


今日は≪内報恩講≫≪報恩講参り≫にあたります。祖母は朝、玄関先でお香を焚き始めました。箱を開けた時ふわっと香が広がり、そこから場の空間が変わります。



一度焚くと残り香もつづき、 ふんわりとした時が長く愉しめます。≪お彼岸≫≪お盆≫≪報恩講≫≪お正月≫などの特別ごとや、来客時によく焚きます。


足下の悪い中、今日参られる御坊様が来られました。お寺の方々も。


≪内報恩講≫は、宗祖とご先祖のご恩を味わい、生きる人々との出会いに感謝し、自らの生き方について考える日と言われます。


町の人たちが少なり門徒が減った今、少しずつ行事も簡略化されるようになったと、祖母は言います。20分程でしょうか。お経、お話しをされ、帰られました。


このあとは≪打付≫≪お宿≫と呼ばれる、毎年、割り当てられた門徒の家でお休みされるそうです。


短い時間でしたが、気が張りました。いつも≪内報恩講≫になると雰囲気が違います。静寂の後お経が続き、また静寂へと。


出会いの感謝と生き方について考える日。


私はたくさんの人とは出会っていませんが、一期一会と思い、数少ない出会いに感謝しています。これまで生きてきて、人の生き方は千差万別で比べる必要はないことを、思い、考えさせられ続けています。


宗祖の教えと自らを思い振り返る日、これからも、このような機会はあります。


香は心と空間を整えてくれます。



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