恵みのひと時
2020/11/19
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3時15分、眠っている祖母の枕元へ。そっと朝刊を置くことができました。久しぶりに成功です。早朝の玄関は足下が悪いので、高齢の祖母には出来るだけ届けるようにしたいので、起こさなくて良かったです。
5時50分、空明り。
仄白くなる空明かりの、色味を見ます。薄い青の中に黄色が混じり、光が射してきます。何かを考えているようで、考えていない時間、大切です。
7時10分は≪珈琲時間≫。
快晴の朝、今日も気温が高くなりそうです。天気予報ではもうすぐ雨の期間に入りそうなので、皆、各々に外での作業も切りの良い所までしたいそうです。
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暖かく、穏やかな11月、今日も続いています。
≪有機栽培≫を志し、今年も≪自然の恵み≫を育ててくれた、母。
12月初旬から、≪大根の麹漬け≫を作り始めます。そして、葉を落とした≪大根≫は冬の間、雪の下の地中にもぐらせておくと、数ヶ月保存できるようです。
また葉野菜をたっぷりと摂りたい時など≪白菜≫はお鍋料理に活躍してくれます。
母は午前中から≪さといも掘り≫と、大仕事でした。大きい≪がしら≫と呼ばれる根部分から、≪さといも≫が生っています。
ひとつの塊から、これだけの≪さといも≫が採れました。
この塊が15株あり、≪がしら≫を除く≪さといも≫は数量は、計約50kgありました。
ひとつひとつ大きく実った≪さといも≫は、やわらかくて、つるつる、すべすべとした口触りなので、≪さといもの煮物≫は家族に大好評です。
山の幸である≪原木なめこ≫の収穫は、そろそろ時期が終わりに近づいてきました。
一昨年、植菌した≪原木なめこ≫は大きくて実が引き締まり食べ応えがありました。大根おろしと一緒に酢の物として、さっぱりと。お味噌汁の具としても。
本当においしくいただきました。
冬の収穫作業はまだまだ続きますが、ありのままを頂けることは、幸せで、意義深く、日々のあつまりで出来た、≪自然の恵み≫と母に感謝します。