閑に恬と、

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+-極矮小世界観点-+

-安閑恬静-

【統合失調症】のち【双極性障害】【パニック障害】の青人草の一端が家族に支えられ生きています。

心気穏やかに過ごすことを志し、ざっくりと【日日】や【想い】を綴ります。

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雪の下、春の香 五滴


2023/03/24
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歩廊を兼ねた3畳ほどの空間に一人ずつの机を。肩を並べ、会話時々喧嘩、そして冗談を言い合いながら作業をし、いつも共に過ごしています。


春の陽を原動に皆、活動を速めます。祖母も冬期は道に雪があり、山裾まで自家用車を動かすことができませんでしたが、3月は陽気が重なったため、道開きも早くなりました。そして≪蕗の薹≫≪椎茸≫に続き、祖母は春の恵みを我が家に届けてくれました。



≪三つ葉≫は山裾に自生しています。頃合いを見計りながら何回かに分けて採って来てくれます。薬味として≪吸い物≫に浮かせたり、≪おひたし≫や≪和え物≫にして食します。日持ちがあまりしないのでなるべく早めに調理すると良いそうです。


自生した≪三つ葉≫を採って、根を取り、良く土を洗い落としと、下準備に時間が掛かります。それを祖母がゆっくりと丁寧に行ってくれています。


香りが良く、食すときは春という季節を味わいながら愉しめます。


「三つ葉の香りするか、」と祖母はよく食すと聞いてくれるので、「するよ春の香り、おいしい」と言うと「初物やから食べると長生きするよ」と祖母が。「じゃぁ、一緒やねー」と返すと「ややな」と困ったような複雑な苦笑顔を返してくれます。


それでも願わずにはいられません。たくさん食べて家族一緒に長生きしようね。


山の恩恵をありのままをいただけることは、幸せで、意義深く。
日日のあつまりで出来た≪自然の恵み≫と祖母に感謝します。



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